2024/02/19
7人4時間¥4,000
時は戦国。
群雄は一斉に立ち上り、天下は乱れ、世の中は殺伐した空気がただよう。
飛騨国の山奥にというな村がある。 白河郷は山々に囲まれて、外との連絡が遮断されている。
村で暮らすのは世の中に流されず、古い習わしを守る村人たち。彼らにあるのは歳月の移り変わりと、極度の貧困だけ。
毎日やせた土地を耕して、わずかな作物を手にいれ、3ヶ月に1度隣町で行われるへ向かう。
往復100里も離れた町へ徒歩で行き、苦労した作物を売り、わずかな貨幣と引き換えに、生活必需品を手に入れる。
これが白河郷と外の、たった一つの機会である。 年末の市には、白河郷随一の屋敷を持つと、息子のがいた。
彼らは市で小娘のと出会い、春の父・に春と孫五郎の縁談を持ちかけた。
古いきの家で貧乏な生活をする三郎介一家は、孫次郎の家と婚姻関係を結べれば大きな援助が期待できる。
大晦日。貧しい村にも年越しはやってくる。
白河郷の唯一の居酒屋で、孫次郎と三郎介の両家が一堂に会し、結婚についての話し合いが行われた。
本来は平和と喜びの祝いの席だが、大雪と共に彼らに訪れたのは、呪われた殺意であった。
※本作は「日本物語シリーズ花」を体験済みの方のみ遊べます。